写真家、久々湊陽一が写真に関しての想いを綴った不定期のブログです。
by クックー
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# by gaia-photograph | 2013-11-12 18:34 |

クラシカルエレガントな時好

何時かある時、何処かで見たことがありそうなクラシカルエレガントの秋冬の
ファッションフォトを撮影しようと思い立ちました。
撮影仲間のスタイリストとヘアーメイクの提案で、1960年前後に活躍していた
女優の様なモデルを選び、その当時に流行していたヘアーメイクやスタイリングの
ファッションフォトを目指しました。
立冬を過ぎた頃の晴天の日の午後に、森の木の下に寄りかかり柔らかな光を浴びながら
午睡している美の女神の精霊が宿っているようなイメージで撮影をしました。
そして、撮影後に暗室で自分なりに研究してきた独自の手法や技法でモノクロの
プリントを作り上げました。
最終的には、時の流れを表現するためにプリント作品に薄いイエローの色を
着色したかのように施し、クラシカルでエレガントのファッションフォトを
柔らかなイメージを持つモノトーンの写真作品として仕上げました。

                       copyright kukuminato youichi


More〜に「クラシカルエレガントな時好」のモノトーンの写真とモノクロプリントの話
     「沈黙の忠誠(100写真作品&100写真物語より)」があります。

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# by gaia-photograph | 2013-11-06 13:34 | ファッション&アート

土手に咲く野生化した花、「新モノトーンの写真、その18(マホニア・コンフューサ編)」

Monotone complexity of digital

時々、街角の公園の土手に野生化したマホニア・コンフューサの黄色の花が
咲いているのを見かけます。
その花には余り興味も無く何時も素通りしていたら、ある日いつの間にか花達が萎み
美しい種を持つ植物のように変貌していました。
偶然にせよ意志的にせよ、美しいと思う存在を発見しカメラを通して撮影することは
至高の喜びです。
私にとっての写真とは、日常とは掛け離れている異質な世界を発見し、あるいは
見つけ出し切り取る作業だと思っています。
仕事場に戻り、時の流れや現実の世界に見え隠れしている非日常を浮きぼりにしようと
思い、微妙で複雑な色合いを持ったチャコール着色(銀塩時代の茶色い着色)を施した様な
新モノトーンの写真作品として仕上げました。

                        copyright kukuminato youichi

☆新モノトーンの写真とは、久々湊陽一・kukuminato youichi がアナログ時代
 表現することが難しかった複雑で微妙な色合いをデジタル画像処理ソフトを駆使し
 私独自に創り上げた新たなモノトーンの写真のことです。
 

More〜に土手に咲く野生化した花、「新モノトーンの写真、その18
(マホニア・コンフューサ編)」と「蘇る必然(100写真作品&100写真物語より)」が
    あります。  

More〜
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# by gaia-photograph | 2013-10-30 18:24 |

移ろいやすい美の概念

無国籍風で性別や年齢なども俄には分からない遠い未来から来たような女性の
ポートレートを撮影したいと常日頃から想い描き考えてもいました。
ある日、偶然にも個性的で不思議な趣きがある女性のモデルと出会いました。
至急、モデルも交えて撮影スタッフが集まり「遠い未来の個性的な女性美」という
コンセプトを決めて撮影することにしました。
撮影当日、モデルには顔の表情は敢えて無機質でノー・スマイルでお願いし
眼差しだけは何かを強く見つめているようにと伝えました。
撮影が終わって出来上がった写真を見ていたら、遠い未来には希望が溢れ出ていて
個性的で様々な人々が街のありとあらゆる場所で楽しげに語り合い笑い合って
生きているように感じました。
現代の美の概念では、けっして美しい女性の写真とは言い難いですが見目形は
時代と共に変容し移ろい、未来では新たな美の概念が確立していると思っています。
それゆえに、いつの日にか様々で個性的な沢山の人々がこの地上で穏やかで健やかで
心豊かに生きているのではと日々夢想する今日この頃です。
そして、依り想像力を喚起するためにも、モノクロの写真作品として仕上げました。

                       copyright kukuminato youichi

More~に「移ろいやすい美の概念」のモノクロ写真と「ファッション写真をモノクロ
    にしました」があります。

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# by gaia-photograph | 2013-10-25 20:56 | ポートレート

しなやかで生き生きとしたノボタンの花の蕾み

21世紀に入ってから、特に東京には世界中の国々から様々な珍しい品種の花達が
やってきています。
そして、各々の民家や農家や公共施設などには花畑や花壇などをつくって自分たちが
好きな花達を植えて四季折々愛でて楽しんでいます。
先日、ノボタンという珍しい花の蕾を見つけたので、じっと観察していると踊るように
生き生きとして瑞々しくしなやかに生きている事を感じたので数カット撮影をしました。
何かが生まれる瞬間は、ありとあらゆる生きとし生きるもの達に共通する某かの渇望や
必死さや強烈なパワーが存在していると感じました。
仕事場に戻り、ノボタンの花の蕾の生命力や伸びやかさや躍動感、そしてアンバランスの
美も併せ持った写真表現をしました。

                         copyright kukuminato youichi


More~にノボタンの花の蕾のカラーの写真と「悠然とした意志
      (100写真作品&100写真物語より」があります。

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# by gaia-photograph | 2013-10-18 18:56 |

蘇るイコン

限りなく透明で美しい肌と中性的な魅力を持った純粋な眼差しの女性と出会いました。
後日、友人のヘアーメイク、スタイリストの仲間達とテストシュートをすることになり
過去から現在までのファッションフォトとは一戦を画し、あらゆる既成概念を排除した
アート性の強い写真作品創りを目指しました。
それは、現代に蘇ったイコンのようなポートレートで特にヘアーやメイクはとことん
拘りに拘り洋服も粗(ほぼ)セミヌードに近いスタイリングで撮影に挑みました。
モデルの眼差しは、人々の思惑や正邪や詭弁、どのような美辞麗句にも動じない
イメージにするために、只只大型カメラのレンズをじっと見続けてもらいました。
それゆえに撮影中は、なにもかも見透かされているような不思議な感覚に陥りました。

                         copyright kukuminato youichi


More〜に「蘇るイコン」のカラー写真と「極楽鳥の化身」の写真作品&写真物語が
    あります。

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# by gaia-photograph | 2013-10-03 20:03 | ポートレート&アート

厳粛と戯れ

9月の下旬頃に、私用で久しぶりに丹沢近辺に行くことに成りました。
当日は、小雨が降っていましたが午後に成ると運良く薄日が射してきました。
カメラを担いで何時もの坂道をゆっくりと登っていると小さな畑があって少し朽ちかけた
鬼灯(ほうずき)を見つけました。
撮影の準備をしていたら、雲の切れ目から光が鬼灯に当たり一際美しく赤々と光彩を放ち
命の輝きの光景が現出したので急いで数カット撮影をしました。
今でも、鬼灯を見かけると不思議に厳粛で崇高な気持ちに成るのと同時に嬉しい気持ちと
懐かしい感情が心の中で複雑に交差します。
それは、子供の頃に深く心の中に刻まれた記憶で、夏にお盆が来ると必ず行われてきた
厳粛なる儀式と鬼灯との戯れの遊びのDNAが同居し互いに融合し合い、永い刻(とき)を
掛けながら無意識のうちに受け継がれ暮らしてきた証だと思いました。

                         copyright kukuminato youichi


More~に「厳粛と戯れ」の写真と「雨上がりの薄日(100写真作品&100写真物語より)」が
     あります。

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# by gaia-photograph | 2013-09-27 21:59 | 植物

時代の忘れもの、「新モノトーンの写真、その17(水車小屋編)」

Monotone complexity of digital

その時代その時代、人々は日常生活をより豊かにしようと一所懸命に様々な道具を作り
多種多様な苦役からの脱却をしてきました。
先日、江戸時代の後期頃に造られた壊れて動かない水車と一体に成っている古い小屋が
打ち捨てられているかのように佇んでいるシーンを撮影しました。
その時に、脳裏を過ったのは不必要になった道具類や機械類などは容赦なく切り捨てて
いく人々の営みの過去、現在、未来のことでした。
現在は、利便性を追求し生活に必要な道具は、少しづつ進化を遂げていっていますが
一体この先どうなってしまうのだろうなどと想いを馳せました。
大袈裟かもしれませんが、いつの日にか人々の欲望の貌(かたち)は禁断の領域に入り込み
いつの間にか新たな文明へのとば口の序曲に成ってしまうのは、過去の歴史を振り返り
鑑みても必然な事なのだろうかとも思いました。

                         copyright kukuminato youichi


More〜に「時代の忘れもの、新モノトーンの写真、その17(水車小屋編)」の写真と
   時をテーマにした「刻印される時代」の写真作品&写真物語があります。

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# by gaia-photograph | 2013-09-22 15:40 | 新モノトーン

可憐なる流転、(脱色の写真、その1)

最近は、多種多様で珍しい低木などを家の前や庭、畑の周りに植樹して
楽しんでいる方が多くなってきたと実感しています。
9月の初旬、まだまだ暑く猛暑日でしたが意を決して夕方に成ってから初雪カズラの
撮影に出かけることにしました。
撮影現場は、少し湿っていて思っていたよりも初雪カズラ(常緑蔓性低木)の蔓(つる)が
大地に張り巡っていて大きな塊に成っていました。
初雪カズラの葉には、斑が入っていますがピンク色や白色や緑色のコントラストと
バランスが絶妙で美しく可憐なので最良の場所を選び真俯瞰で撮影をしました。
清々しい空気感や可憐さを写真で表現するためには、私独自の新モノトーンの技法を
応用してカラー写真から多少脱色をしました。
最終的には、シンプルで可愛らしい写真作品として仕上げました。

                         copyright kukuminato youichi


More〜に「可憐なる流転」の写真と「無言な遺伝子(100写真作品&100写真物語より)」が
     あります。

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# by gaia-photograph | 2013-09-14 13:54 | 木の葉

超克の再生

真夏の熱帯乾燥地帯の森の中では、いまかいまかと息を凝らしてただただ只管
山火事を待ち続ける木々が存在します。
山火事は、人々の概念を遥に超えた過酷で途轍もない方法で子孫を残すことを
宿命づけられている木々達が再生する自然現象の一つです。
その事がわかったのは、ある夏の猛暑日に朝早く起きて予てから気になっていた
森の奥深くに存在する神秘的な泉を撮影した日のことでした。
その帰り道の途中、山火事の焼け跡の残片があってその周辺の木々は裂けていたり
黒こげに成っていたりして無惨な姿でした。
しかし、よくよく観察すると無数の種が大地に落ちていて、その中で逞しく
再生しつつある小さな木を発見しました。
早速、撮影しようと急いで準備をしてアングルや構図を変えてシャッターを
数カット切っていると、遠くからの温風が何時の間にか撮影現場まで吹いてきたので
あわてて森の中を急ぎ足で脱出し下山をしました。
自然は、人々が思いもよらない摂理で子孫を残し命を繋ぐ活動をしていることを
改めて思い知らされた一日でした。

                       copyright kukuminato youichi

More〜に「超克の再生」のモノトーンの写真と
    「繋がっている泉(100写真作品&100写真物語より)」があります。

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# by gaia-photograph | 2013-09-06 19:39 | 植物

きらびやかなエロス

大地の女神をイメージしたきらびやかで華やかでアーティステックで美しい
女性のヌード写真を撮影をしようと思いました。
それは、エロチックでキラキラと光り輝きまぶしいほどの美しい肉体を持ち
永遠に神聖で汚れなき存在としてのエロスの女神の写真作品でした。
そして、それは何よりも普遍的な美と気品とエロスが内在し直視することが
出来ないほどに心が揺さぶられ、自分にとっては憧れの女神でもありました。
イメージは、美しい女性の裸体に首飾りと赤い花を持ちシンプルだけれども
豪華絢爛たる雰囲気が辺り一面に充満し、また情念のような複雑な赤紫色の光を
放っているシーンです。
写真作品は、現代に蘇ってきた新たなエロスの女神像として創り上げました。

                       copyright kukuminato youichi


More〜に「きらびやかなエロス」の写真作品と「狂惑の激情」の写真作品&写真物語が
    あります。

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# by gaia-photograph | 2013-08-31 15:57 | ヌード&アート

試される心眼「新モノトーンの写真、その16(ヨウシュヤマゴボウ編)」

Monotone complexity of digital

8月の中旬うだるような蒸し暑い日の夕方に、以前から気に成っていた野性の山葡萄と
良く似た毒を持つヨウシュヤマゴボウの果実を撮影しに出かけることにしました。
撮影現場の大きな崖に到着したら、黒紫色に熟した沢山のヨウシュヤマゴボウが夕方の
柔らかな光の中で美味しそうにぶら下がり生き物達を誘惑していました。
地球上のありとあらゆるところには、野性の山菜や木の実、果実などがそこかしこに
真贋が織り混ざって自生しています。
それらが人々にとって、食用になるのか毒がある非食用なのかを、勇気のある先人達が
果敢に挑戦し幾多の命懸けの試練を乗り越えて漸く、この地上で生きることを勝ち取り
現在の生活が成り立っていると思っています。
そのようなことを感じながら敬意を払い、そっとシャッターを切りました。

                         copyright kukuminato youichi


More〜に試される心眼「新モノトーンの写真、その16(ヨウシュヤマゴボウ編)」の写真と
   果実のテーマ「逃避する本能(100写真作品&100写真物語より)」があります。

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# by gaia-photograph | 2013-08-18 15:28 | 果実

100写真作品&100写真物語+α、その3

いつの日にか、写真集を出版する為に作ったブログ「写真を想う日日」の
「100写真作品&100写真物語」は、2011年4月18日の100回目で
一旦終了することにしました。
その後、写真に関する様々な雑感や考察や体験談やその想い、写真同好会の
写真展情報やスナップフォトや新モノトーンなどを掲載してきました。
しかしながら、新しい写真作品とその写真物語を思いついて出来上がった時は
ランダムですが少しづつ「+α」として掲載をしてきました。
先日、気づくと「100写真作品&100 写真物語+α」が50点余り増えて
全体で150点になりましたので、初期から現在までの20点を厳選し
「100写真作品&100写真物語+α、その3」としてブログ「写真を想う日日」に
掲載いたしました。
是非、ご高覧して頂ければ幸甚です。

                   写真家、久々湊陽一・kukuminato youichi


More〜をクリックすると「100写真作品&100写真物語+α、その3」があります。

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# by gaia-photograph | 2013-08-05 20:51 | 100写真作品&100写真物語+α

絶妙な野生「新モノトーンの写真、その15(ルドベキア編)」

Monotone complexity of digital

7月の中旬を過ぎた頃、まだまだ蒸し暑かったのですが多摩川方面に所用が
出来たので、午前中の早い時間帯にカメラを持って出かけました。
途中、大きな畑の傍らには黄色のたくさんのルドベキアの花々があちらこちらに
咲き誇っていました。
畑の横にある細い小道を歩いていると、あまり見た事がない向日葵に良く似た小さな
ルドベキアが朝の柔らかな光の中で塊になって咲いていました。
良く良く観察してみると開花した花と周りの蕾みの距離感が絶妙で、しかも絵画的で
コンポジションも面白かったので、真俯瞰から構図を少しづつ変えて撮影をしました。
仕事場に戻り、午前中に撮影した少し変わり種のルドベキアのカラーの写真画像を
モニターで見つめていたら、原始の匂いや野生の雰囲気を醸し出していました。
遠い太古の昔から現在まで、逞しく咲き続けてきた力強さやロマンも感じるように
新モノトーンの技法と方法論でプリミティブな写真作品として仕上げました。

                         copyright kukuminato youichi

More〜に「新モノトーンの写真、その15(ルドベキア編)」の写真作品と
     「不確実なメカニズム(100写真作品&100写真物語より)」があります。

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# by gaia-photograph | 2013-07-24 18:43 | 新モノトーン

困難な呪縛「プリミティブなムクゲの花の蕾」

7月の中頃、もの凄い猛暑日でしたが夕方になると多少微風が吹いてきたので
野に咲く花を探し求めて撮影に出かけることにしました。
毎年、必ず芙蓉の花が咲くポイントまで歩いていると大きなブッシュの中から
葉は虫に喰われ花の蕾の周りには幾重にも蜘蛛の糸が絡み合っている一際異彩を
放っているムクゲの花の蕾が咲きかけていました。
少し気に成ったので立ち止まりカメラのファインダーから、じっと覗き込みアングルや
構図などを色々と変えながら観察をしていたら夏の強い夕方の光が急に射し込んできて
一瞬のうちに原始的でドラマチックな光景として眼の前に現れました。
その一瞬に現れた光景は、プリミティブな場所でも困難な状況下でも何としてでも命を
繋ぐ強い意志や必死に成って生きていこうとするパワーや逞しさを感じ、それはまさに
混沌からの息吹だと思いました。
その鮮烈な状況が消えて無くならないうちに無我夢中でシャッターを切り続けました。

                         copyright kukuminato youichi


More〜に「プリミティブなムクゲの花の蕾」のカラー写真と芙蓉の花のカラー写真
     「柔らかな誘惑(100写真作品&100写真物語)より」があります。

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# by gaia-photograph | 2013-07-16 19:26 | 植物

忘れかけていた記憶「新モノトーンの写真、その14(蕗の群生編)」

Monotone complexity of digital

先日、ある大きな池があるプリミティブな場所に撮影に行きました。
当日は晴天に恵まれ、その池の辺りには小振りながら沢山の蕗(ふき)が朝の柔らかな
木漏れ日の中で群生していました。
何故か気に成ったのでカメラを構えてファインダーから、じっと身じろぎもせず
覗いていると子供の頃に遊んでいた綺麗で小さな沢の周りにも沢山の太くて大きな蕗が
群生していたことを不意に思い出しました。
それは、子供の頃いつのまにか心に仕舞い込んでいた野生の記憶だったのだろうか。
仕事場に帰ってから、そのシーンのカラーの写真画像を長い間モニターで見つめていたら
写真黎明期にプリントされた写真が長い時を経て劣化し色あせその古さの中にも美しさを
感じるような写真作品を創ろうと思いました。
21世紀に急速に進化した編集・現像ソフトやデジタル画像処理の様々なソフト駆使して
創り上げた写真作品は、黎明期の写真とは、似て非なるもの、と思いますが
「そのときの思い出やそのような写真への想い」をも一瞬に蘇ってくるような情緒的で
絵画的で美しく、いつか何処かで見たことがあるような写真として仕上げました。

                         copyright kukuminato youichi

☆新モノトーンの写真とは、久々湊陽一・kukuminato youichi がアナログ時代
 写真表現することが難しかった複雑で微妙な色味を持つモノトーンの写真を
 デジタルならではの技法や方法論を駆使し、わたし独自に創り上げた実験的な
 モノトーンの写真のことです。
 
More〜に「新モノトーンの写真、その14(蕗の群生編)」と
     「黄金の大地(100写真作品&100写真物語)より」があります。

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# by gaia-photograph | 2013-07-06 11:29 | 新モノトーン

巧妙な魔法「複雑な青色が美しい紫陽花」

6月の下旬の早朝、梅雨の晴れ間を縫って紫陽花を撮影しに出かけました。
早朝の爽やかで清々しく気持ちのいい、そよ風を肌に感じながら歩いていると
大きな農家の壁際に少し枯れかかっていましたが青と藍とほんの少しの赤色が
複雑に混じりあっている味わい深く美しい紫陽花が眼に飛び込んできました。
早速、三脚にカメラを付けてアングルや構図を決めようとしていたら朝の柔らかな
薄日が木漏れ日のように紫陽花に射し込んできて、ドラマチックで鮮やかで美しく
変貌し神秘的な存在感も出てきました。
自然が見せる一瞬の美や神秘的な存在感があるうちに、数カットを素早く撮影して
仕事場に戻りました。
朝の微光によって魔法のごとく美しく現出した紫陽花を、より妖しくより神秘性を
感じられるように青色や藍色や紫色のコントラストや色合いや彩度などを、ほんの
少しだけ強調して仕上げました。
 
                        copyright kukuminato youichi


More〜に「複雑な青色が美しい紫陽花」の写真と
    「取り残された命)100写真作品&100写真物語より」があります。

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# by gaia-photograph | 2013-06-28 20:02 |