本格的な梅雨に入る直前に、以前から気に成っていた根岸湾臨海工業地帯を
撮影しようと思い出かけることにしました。
当日の午前中は晴れ渡っていて、現地に着くと微かに潮の匂いが漂ってきました。
カメラを担ぎ湾岸が一望出来る丘陵の頂上への急な坂道を息を切らしながら必死で
登っていくと俄に天候が崩れ始め薄日になって来ました。
ようやく頂上に辿り着くと目の前が開け、薄日の中で根岸湾臨海工業地帯が
ゆらゆらと揺らめいていて、まるで蜃気楼のように現れました。
時代が成熟した証なのか否かの是非はとも有れ、若かりし頃に撮影した時とは
打って変わり強烈だったエナジーや煌びやかさは最早無く唯只優美な光景として
存在していました。
それは、テクノロジーの進化によって少しづつ変貌を遂げた風景を単に静謐で
穏やかに見えただけなのだろうかなどと思いながら、撮影をしました。
仕事場に帰ってから、撮影時に感じた何とも言えない幻想的で美しいフワフワ感や
非現実感、そして過ぎ去ってしまった時代の象徴などを蜃気楼のようなイメージの
光景として仕上げました。
copyright kukuminato youichi
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