5月の中旬、いつものようにカメラを担いで散歩をしていたら一輪の時計草の花が
朝の柔らかな光に照らされてキラキラと光輝き咲いていました。
そのシーンは、周りの草花に囲まれて隠れるように咲いていて時の鐘を密かに
刻んでいる様に感じたので、すかさずカメラを構えて様々な構図で撮影をしました。
仕事場に戻り、モニターでこの時計草の花をじっと見つめていたらアナログ時代に
好きだった撮影手法を思い出しました。
それは、カメラにはコダックのEPR(リバーサルフイルム)を入れレンズの前には
5G+20Yのゼラチンフイルターを付けて撮影をし、その後に増感現像をすると黄色が
強調され緑色も混ざった不思議な色合いの写真になることでした。
時の流れは、大切な何かを等閑(なおざり)にしながらも有無を言わさずに一つの時代を
終わらせ、僅かに残った良きものと思われるものだけを刻印し、新たな時代へと進んで
いきます。
撮影後の時計草の花の写真は、そのような事を考えながら多少黄色と緑色の彩やかさや
色合いを強調することで、時が刻んで何時の間にか出来上がる時代という摩訶不思議で
神秘的で掴みどころが無い時を象徴する写真作品として仕上げました。
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